鯖(しめ鯖) saba-shimesaba
① 下処理
- 鱗取り:鯖は鱗が小さいため、流水で優しく落とす。
- 三枚おろし:中骨を外し、腹骨を削ぎ落とす。
② 塩締め → 酢締め
- 塩:たっぷりの塩で締め、余分な水分と臭みを抜く。(両面に塩をたっぷり振り、1時間前後置く。)
- 酢:米酢または合わせ酢に浸す。短時間で酸を回すか、やや長めにして深みを出すかは店の流儀による。(塩を洗い流し、合わせ酢にくぐらせる。夏場で30分 冬場であれば45分ぐらで酸味を浸透させすぎないことが肝要。)
- 皮目を美しく残し、銀色の照りを鮮やかに仕立てるのが職人技。
③ シャリとのバランス調整
- 酢締めの酸味には、赤酢主体の力強いシャリがよく合う。
- まろやかな米酢を合わせると、脂の厚みをやさしく包み込む調和が生まれる。